エアコンの電気代を少しても安く抑える方法はある？猛暑にできる節電対策をご紹介！

エアコン掃除をして電気代を節約

エアコンの効きを良くする定番中の定番ですが、分かっていながらついつい忘れがちになるのが、エアコンのフィルター掃除。

自動でフィルターを掃除してくれる機能付きのものもありますが、そうでない場合にはシーズン中、2週間に1度は掃除機で埃を吸い取るようにしましょう。

もしも長く掃除していないのであれば、フィルターを取り外して食器洗い用の洗剤でキレイに洗って乾燥させてから取り付けるようにします。

ただし機種によってはフィルターの水洗いがNGになっているものもあるので、取扱説明書で確認する必要があります。

①エアコンの電気代を節約する方法【室外機の設置場所】

室内機以上にエアコンの熱効率を上げる重要ポイントとなるのが、室外機。

熱効率とは？
エアコンとは室内の温度、湿度を調整する機械です。室内機で熱を吸い込み、室外機から放出する。これらを【冷房・暖房】と使い手の判断で機械に信号を送ることでエアコンが動きます。冷房の時は室外機から熱を放出し、暖房の時は室外機から冷気を放出します。これら一連の流れを熱効率と言います。熱効率が良いか悪いかで電気代が変動いたします。

そもそもエアコンは室内機が吸収した室内の熱を室外機へと運び、室外機が外の空気を吸い込んでその中に熱を放出して一緒に外へ吐き出すことで室内を冷やします。

この時、室外機の吸い込む外気温が高いとまずはその外気を冷やすのにパワーを使わなければならず、熱を放出しにくくなりますし、放出した熱がいつまでも室外機の近くに滞留していると、その熱い熱を再び吸い込むことになるためやはり熱効率が悪くなってしまいます。

そこでまず、室外機の設置場所として風通しの良い場所を選ぶ必要がありますし、その周辺に放出した温風が逃げていくのを妨げる障害物を置かないようにすることも大切です。

またできれば室外機を設置する際に直射日光の当たらない場所を選ぶと良いのですが、それが難しい場合にはシェードを立てかけるなどして日よけ対策を講じるようにしましょう。

ただし前述の通り、シェードが温風の逃げ道を遮らないようにすることが大切です。

②エアコンの電気代を節約する方法【日射熱の遮断】

室内機と室外機をベストな状態にしたなら、次にできるのは室内の気温を上げない工夫です。室内の気温を上げる主な原因は、直射日光。

直射日光のあたる床の表面温度は50℃近くにまで上ると言われていますから、直射日光が入り込むのを放置していては床暖房を付けながらエアコンをかけているようなものです。

ですから昼エアコンをつけるなら、昼間であってもカーテンを閉めて日光を遮るのがベスト。

カーテンは床まで届く長さのものを選び、カーテンの下を通る空気の流れを止めると外気が入り込みにくく、かつ冷えた室内の空気も逃げにくくなるのでお勧めです。

室内が暗くなるのが嫌、という人は、日射熱を遮る機能を持つレースカーテンも販売されているので試してみると良いかもしれません。あるいは窓の外側にすだれや屋外用のシェードを立てて直射日光を遮断するという方法もあります。

②エアコンの電気代を節約する方法【扇風機との併用】

エアコンだけを付けていると「温度ムラ」ができてしまい、これが熱効率を下げる原因となってしまうことがあります。「温度ムラ」とは同じ室内でも一部の空気は冷たく、一部の空気は暖かいというムラのある状態のこと。

通常暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ溜まるため、エアコンは室内がまだ設定温度になっていないと判断して必要以上に働き、エネルギーを消費してしまいます。

そこでこの温度ムラを解消するのが、扇風機です。

扇風機をエアコンと向かい合うようにして置き、頭を天井側に向けて風を送ることで、エアコンの冷風が室内全体を巡るようになり、室内の温度が均一化されます。更に室内に気流ができることで体感温度も下がるため、いつもより高い設定温度でも十分快適になります。

エアコンの電気代を気にせず快適な夏を！

意外にも、エアコンはちょっとした工夫で熱効率を上げることのできる機械。

エアコンの温度設定を下げるより、まずはこれらの方法を試して電気代を観測してみてください。