水害の損壊はリフォーム費用ってどれくらいかかる？リフォーム会社の選び方も解説！  

水害後のリフォームにかかる費用相場

水害にあった場合のリフォームの費用ってどれくらいかかるのでしょうか？

・床下浸水
・床上浸水
・自分で行う場合

の観点から費用相場を説明します。

水害後のリフォーム費用【床上浸水】

床上浸水の場合は、水害の程度が酷いので個人でリフォームすることは厳しいですよね。

業者にリフォームを依頼すると、2LDK58㎡の場合、費用相場は（¥300万〜¥600万円）かかります。

水害後のリフォーム費用【床下浸水】

床下浸水の場合、まずは浸水部分の排水が必要です。

排水後は、送風機などを使用して乾燥処理を行い、最後に消毒を行います。これを業者に依頼すると一般的な持ち家の場合、水害の程度にもよりますが（¥180,000円〜¥210,000円程度）の費用がかかります。

水害後のリフォーム費用【自分で解決】  

床下浸水の水量が少ない場合は新聞紙や雑巾などで水気を取り除くことができます。

床下浸水の水量が多い場合は家庭用のバスポンプで水を抜く必要があります。ホームセンターなどで（約¥6,000円〜¥17,000円程度）のものまであります。

排水後は、スコップを使って泥を掻き出します。スコップ、泥を運ぶバケツやリヤカーなどは自治体で貸出を行っている場合もあるので、確認してみてください。

床下の乾燥には、業務用の送風機を使用しますが費用は（約¥2,0000円程度）からあります。
これらの道具と、長靴やゴム手袋など必要なものを合わせると全部で（¥50,000〜¥60,000円）の費用がかかります。

ただし水量が多い場合、床をはがす作業や、床下の消毒など難しいことがあったり、正しく処理しないと家が傷む可能性もあるので、なるべく業者に依頼することをおすすめします。

水害対策のリフォームでできることと費用相場

水害対策のリフォームってどんなことをするのかわからない人も多いでしょう。ここでは水害対策のリフォームの内容と費用がどのくらいかかるのかを紹介します。

水害対策のリフォームでできること   

水害対策のリフォームは、豪雨に耐えられる家にすることが重要です。

• 雨どいをスチール製や耐候性特殊樹脂を使用したものに交換する
• 軒やひさしを設けたり、雨戸やシャッターをつける
• 窓を水害に強い複層ガラスにする
• 屋根の下に防水シート(ルーフィング)を入れると雨漏り対策になる
• 外壁に防水性が高い壁材を使う

このような方法がありますが、水害に強い家にするためには定期メンテナンスも怠らずに行いましょう。

水害対策のリフォームの費用の事例

水害対策のために、どこまでリフォームをするのかによって金額が変わりますので一般的に行われるリフォームの費用について解説します。   

止水板の設置

玄関部分に止水板をリフォームで設置すると、水が家に入るのを防ぐことができるので、水害が起こった場合に土のうを設置しなくても大丈夫です。ただし、止水板のリフォームはかなり難しい工事なので（約¥300,000円〜¥500,000円）の費用がかかりますが、プロに依頼しましょう。

家の周囲をコンクリートで囲む

敷地に余裕がある場合ですが、家の周囲をコンクリートで囲むという水害対策のリフォームもあります。コンクリート壁の設置も難しい工事ですが、プロに依頼するほうが良いでしょう。平米あたり（約¥15,000円〜¥20,000円程度）の費用がかかりますが、浸水被害をかなり防いでくれますよ。

水害対策のリフォーム業者を選ぶポイント

水害対策ができる業者も多種多様にあり、リフォームを行う場合、どうしても費用が高くなってしまうので、可能な限り信頼できる業者に依頼したいですよね。どのようなポイントで業者選びをすれば良いのかについて解説します。   

浸水対策などのリフォーム実績があるか 

浸水対策などリフォームの実績が豊富にある場合、業者がさまざまなパターンを見てきているので、柔軟に対応してもらえます。また、質問に対するスタッフの回答もわかりやすく、評価が高い業者と言えます。

無料相談・無料見積もりを行っているか  

水害対策のリフォームを依頼したくても、実際どんな方法で工事するのか、費用はどれくらいかかるのかなど、不安なことも多いですよね。相談や見積もりが無料の場合、気軽に依頼することができ、信頼できる業者と言えるでしょう。

スタッフの対応や口コミ評価が良いか

リフォームを依頼する場合、数ヶ月かかる工事になることもありますが、そのような長い期間で気持ちよく取引するためにも、スタッフの対応や口コミ評価が高い業者を選びましょう。言葉遣いやマナーがきちんとしているスタッフがいる業者は、教育をしっかりしているので、信頼できます。

水害後のリフォーム費用は火災保険で補おう

日本は災害大国と表現されることがありますが、やはり島国であることや、河川も多いので、水害に遭ってしまうことも少なくありません。台風や大雨が長く続くことも多いですが、そのような災害時に、できるだけ被害を抑えるためにも、水害対策のリフォームをおすすめします。

しかし、リフォームをすると言っても莫大な金額がかかってしまうのも事実。そんな時にはご加入の火災保険を活用することをおすすめ致します。

上記の記事では火災保険を活用するポイントと保険金がもらえるまでの流れ。以下のテキストリンクでは自分で火災保険を申請する手順など、火災保険について詳しく解説をしております。ご興味がある方は是非、ご閲覧いただけましたら幸いです。

→火災保険を自分で申請できる？その手順と注意点を徹底解説！

水害を考えれば、様々な対策方法があって迷うかもしれませんが、実際どんな内容でリフォームすべきか、費用をどのくらいかけるべきかは、信頼できる業者とよく相談して決めましょう。