梅雨の時期にオススメしたい洗濯物を早く乾かす部屋干し方法とは？

梅雨や時期に関係なく毎日徐々に確実に増えていく洗濯物。梅雨の日は特に「どうしても明日までに乾いて欲しいのに、どうしよう・・・」と途方に暮れることさえありますよね。この記事ではそんな読者様に向けて梅雨の時期でも洗濯物を早く乾かす方法とオススメの部屋干し方法についてご紹介いたします。最後までご参考にいただけると嬉しいです。

梅雨時に洗濯物を干す場所

洗濯物の乾きの良さを左右するのは、気温と湿度、そして風。

ご存知の通り、気温が高く湿度は低く、そして風通しの良い場所ほど洗濯物は早くカラッと乾きます。

ですから梅雨など雨天の日でもできるだけこれらの条件を満たしている場所を探して干せば、意外と早く乾くというわけです。

部屋干しせざるを得ない時、何となく窓の近くに干すという人は多いですが、実はこれは間違い。窓のすぐ向こうは雨が降り注いでいるわけですから、実は家の中でも最も湿気の多い場所と言えるんです。

その上、梅雨の時期は特に雨が入り込まないよう窓を閉めていますから風の通り道の行き止まりでもあり、風通しの悪い、洗濯物を干す場所としては最悪の場所です。

梅雨の時期で最も湿度が低く風通しが良いのは実は部屋の中央。家の構造として通路を挟んで両側にお部屋があるケースが多いですが、その場合丁度通路に、それもできるだけ上の方に洗濯物を干すと洗濯物の下の風通しも良くなって早く乾きます。

通路は動きづらくなるし見た目も悪いからイヤという人は、皆様もご存知の通りお風呂場に干すのもお勧め。

お風呂場こそ湿気が多そうに感じるかもしれませんが、実は湿気が多いことを考慮に入れた湿気のとれやすい設計になっているため、意外に早く乾くんです。お風呂場で干す場合には換気扇を付け、扉を開けっぱなしにして更に換気が良くなるようにしておきましょう。

梅雨の時期に洗濯物を干す際の小技

洗濯物を同じ方法で洗濯し同じ場所で干すとしても、干し方ひとつで乾きやすさが随分違ってきます。

梅雨や雨天以外に天気の良い日、外干しする場合でも次のような干し方をすると更に乾きが早くなりますよ。

①洗濯物の間隔をあける

前述の通り、風通しの良さは洗濯物を乾かす際の重要ポイント。

ですから洗濯物同士が近すぎると、つまり間隔が狭すぎると風が通りにくくなって乾きが悪くなってしまいます。干す際のベストな間隔は、およそ10～15㎝。

これは大体こぶし1つ分ですので、洗濯物を干す際には手でおよその目安を測りながら干すと良いでしょう。

②洗濯物を裏返して干す

洋服には裏側に縫い目があって生地が重なっている部分がありますよね。

生地が重なり合っている分だけ乾きにくくなりますから、ここにできるだけ風を当てるようにして干すと乾きが良くなります。

つまり服を裏返しにして干す、ということ。特にジーンズなど乾きにくい生地の場合は、裏返しにすることで乾くスピードの違いを実感できますよ。

③洗濯物を逆さに干す

何となく服の襟側を上にしてハンガーにかけて干している、という人は多いことでしょう。

しかしこの干し方だと蒸発した水分は襟元部分の小さな出口からしか逃げることができないため、乾きにくくなってしまいます。蒸発する水分は上へ逃げることを考えると、その出口を大きくしてあげる、つまり裾側を上にして干してあげることで効率よく乾かすことができるというわけなんです。

とは言え逆さにして干そうとするとハンガーにかけにくいですよね。ですからいっそのことハンガーは使用せず洗濯ばさみで直接ラックに固定したり、パンツハンガーを使ったりすると良いでしょう。

その際裾の片側だけを挟んでもう片方の裾がダラーンとぶら下がるような形にすると、その中に風が入り込むので更に乾きが良くなります。

梅雨以外でも使える洗濯物を早く乾かす方法

洗濯物を洗濯機から取り出す前にちょっとした工夫をしておくことでも早く乾かす事ができます。

例えば、すすぎにお湯を使うこと。洗濯機がすすぎに入る前に50℃位のお湯を入れ、お湯ですすぐようにするとその後洗濯物が早く乾きます。

とは言え。この方法はニットなど高温で洗濯できない服には使用できませんし、高すぎる温度のお湯を入れると故障してしまう洗濯機もありますから、予め確認する必要があるでしょう。

もっと簡単なのは脱水の時に乾いたバスタオルを入れるという方法で、こうする事でバスタオルが洗濯物の水分を吸い取ってくれます。それも面倒というのなら、洗濯終了後、もう一度脱水するという方法もあります。

単純ですが、上記の方法は梅雨時に関わらず「早く洗濯物を乾かしたい！」と言った時に確実に洗濯物の水分を減らすことができますよ。

梅雨に関係なく洗濯物を早く乾かすと匂い対策にも

梅雨の時期は特に部屋干しすると何よりあの独特な匂いがついてイヤ！という人は少なくないでしょう。

実はこの匂い、長時間湿った状態で放置することで発生する細菌のせいなんです。

ですからご紹介した方法で素早く乾かすことができれば、例え部屋干しでも匂いはつかず対策にもなります。

それでもなかなか乾いてくれない、という時は扇風機や除湿器の力も借りると良いでしょう。