炭酸水のおすすめの使い方とは？意外と知られていない使い道をご紹介！

炭酸水の使い方【料理】

知る人ぞ知る「ご飯を美味しく炊く裏ワザ」の1つが、炭酸水。

やり方は簡単で、普通のお水でといだお米を炊飯器に入れ、目盛に合わせて水の代わりに炭酸水を入れるだけで、炊き上がりはよりふっくらモチモチになります。

これは炭酸水に含まれる二酸化炭素がお米の中で気泡化し、泡の力でお米を立たせることができるため。これにより普通の水で炊くより均等に熱を伝えることができると考えられています。

実際、全く同じ条件で水だけを変えてお米を炊いてみたところ、炭酸水で炊いたお米の方が水道水で炊いたお米よりも粒が大きく膨らんでおり、中に小さな気泡が見られたとのこと。

この気泡がお米を更にふっくらみずみずしくしてくれるんですね。

同じように、揚げ物の衣や卵焼きも炭酸水の気泡を利用することでより美味しくすることができます。

揚げ物の場合は容器に小麦粉と塩を少々混ぜておき、揚げる直前に冷やした炭酸水を入れてサッと混ぜて衣にします。水の代わりに炭酸水を使うことで、衣の中に混ぜ込まれた二酸化炭素の気泡からも熱が伝わり水分を飛ばしてくれるため、カラッとサクサクに仕上がるのです。

卵焼きの場合は卵2個に対して炭酸水を大さじ1、後はいつもの通りの調味料を加えて混ぜるだけ。

これを焼き上げると気泡のおかげでふんわりとした卵焼きに仕上がります。これはスクランブルエッグやオムレツにも使える裏ワザです。

炭酸水の使い方【洗顔】

炭酸水の中にある無数の二酸化炭素の起泡には汚れを吸着して浮かせる性質があるため、洗顔に使うと洗浄効果がアップします。

洗顔に使う方法としては、

・洗顔前に炭酸水に顔を浸す方法
・洗顔料を泡立てるための水を炭酸水に変える方法
・水を炭酸水に変える方法

の3通りがありますが、これらを組み合わせても良いでしょう。

洗面器に炭酸水を張って顔を浸す方法は後の洗顔効果を高めるためにも役立ちますし、水の代わりに炭酸水で洗顔料をすすぐと汚れをしっかり落としてさっぱりとした洗いあがりになります。

また炭酸水を用意し、洗顔料手に取って炭酸水を少しずつ加えながら丁寧に泡立てると、よりモコモコとした弾力のある泡になり、毛穴の汚れをしっかり吸着してくれますよ。

炭酸水の使い方【洗髪】

洗髪も洗顔と同様、炭酸水を髪にかける方法とシャンプーに混ぜて使う使い方があります。

炭酸水を髪に振りかけて指の腹を使ってマッサージしてあげると、気泡が髪や頭皮の汚れを吸い取ってくれるため、その後のシャンプーも少なめでOK。頭皮や髪へのダメージを抑えることができます。

あるいは炭酸水50ｍｌを入れたペットボトルにシャンプーを1～2プッシュし、蓋をして振って泡立てれば自家製炭酸シャンプーのできあがり。シャンプーの泡立ちも良く炭酸の気泡と協働して汚れをしっかり落としてくれます。

炭酸水の使い方【美容】

炭酸水を顔に当てると気泡が汚れを吸着して毛穴を開いてくれるだけでなく、毛穴から入り込んだ炭酸ガスが血液中で二酸化炭素濃度を上げるため、体は「酸素不足」と見なしてより多くの酸素を取り込もうと血管を拡張させます。

このため血行が良くなり肌細胞への酸素の供給量も増えることで美肌効果をもたらす、というのが「炭酸パック」。市販の炭酸パックもありますが、コットンやフェイスマスクを炭酸水に浸せば簡単に自作することもできます。

乾いてきたら再度炭酸水に浸しながら合計20分程パックした後、化粧水や乳液でしっかり保湿してあげましょう。

炭酸水の使い方【洗濯】

炭酸水の汚れ吸着能力を、服に付いた染み抜きにも活用できます。

こちらもやり方は簡単、シミの付いた部分に炭酸水をふりかけ、歯ブラシで軽く叩くだけ。最後に洗濯洗剤を入れた洗濯機で普通に洗えばコーヒーや醤油など色の濃いシミでもキレイに落とすことができますよ。

一方マヨネーズや肉汁などの油分の多い汚れにはあまり効果を発揮しないため、重曹など別の方法を試してみると良いでしょう。

コスパ抜群！炭酸水をフル活用しよう

飲用以外にも様々なシーンで活躍する、炭酸水。価格も安いものなら500ｍｌペットボトルで100円以下とリーズナブルなので、ケチケチせずに使えるのも良いところですね。美味しいお料理から美容、洗濯まで炭酸パワーを最大限に活用しましょう！