日本酒を使ったおすすめの料理術６選！余った日本酒を活用した調理方法とは？

日本酒を使ったおすすめの料理術とは？

日本の米文化が生み出した日本のアルコールの代表選手、日本酒。

日本料理に最も合うお酒であることは当然のこと、飲用以外にも酒蒸しや煎り酒など料理用に安い日本酒を常備しているというご家庭は少なくないでしょう。

そこでここでは日本酒が持つ旨味や成分、作用をうまく利用した料理に使えるおすすめの方法をご紹介。伝統的な日本の料理法以外に、こんなおすすめの料理術もあるんです。

①日本酒のおすすめ料理術【お米+日本酒】

料理ではありませんが、元々原料が米である日本酒はお米やご飯との相性抜群。

試しにいつものように、

炊飯器でお米を炊くときに、お米3合に対し日本酒大さじ1～2杯を加えてみてください。

普通に炊いたはずのお米が、いつもよりふっくらツヤツヤ、食べてみると甘味が増していることに気づくはずです。これは日本酒に含まれる糖分がお米をコーティングしてくれるため。ですから古くなったお米を炊くときにも使えるおすすめの料理術です。

またこの料理術で炊くと炊き上がりだけでなく炊飯器で長時間保温していても、更には冷めてしまったとしても美味しさをキープしてくれ流のでおすすめ。お弁当にもピッタリのご飯になりますね。また水加減や炊飯時間を間違えて芯が残ってしまったご飯は、

米3合に対して日本酒大さじ1杯程度をふりかけて良くかき混ぜてからもう一度炊飯する

と、二度炊きの臭みを日本酒が消してくれるため芯がとれてふっくら美味しく仕上がります。

この料理術は冷やご飯や冷凍ご飯にも有効。冷やご飯や冷凍ご飯の場合は、日本酒を手でパパっとふりかけて電子レンジで温め直しましょう。同じように臭みのないふっくらとしたご飯が復活します。

②日本酒のおすすめ料理術【B級グルメ+日本酒】

栄養価は低いけれど、手軽で美味しい、みんな大好きインスタント麺に日本酒を活用するのはおすすめです。

鍋で作る場合には火を止める寸前に、またカップ麺の場合はできあがりにおちょこ1杯分の日本酒を入れてみてください。

日本酒の消臭効果により揚げ麺の油のニオイがとれて油っぽさも抑えられ、アミノ酸やグルタミンソーダといった日本酒のうまみ成分がスープをマイルドな味にしてくれます。

インスタント特有のあのジャンクな味も良いですが、ワンランク上の味わいを試してみたい時におすすめです。

③日本酒のおすすめ料理術【焼きそば+日本酒】

焼きそばの麺を解す水を日本酒に替えると水より蒸発しやすいため麺が水っぽくならずに香ばしく仕上がります。あるいは麺を炒めた後に日本酒を少しだけ振りかければ麺がふっくらとしていつもと違った美味しさになるのでおすすめの料理術です。

④日本酒のおすすめ料理術【揚げ物+日本酒】

たこ焼きや唐揚げの場合は素材であるタコ、鶏肉にそれぞれ日本酒をもみ込みましょう。

茹でダコ200gに対して日本酒小さじ2、鶏肉200gに対して日本酒大さじ1の割合で軽く揉み込んでおくと、日本酒が素材の臭みを消すと同時にうまみ成分を加え、より深みのある味わいになります。

⑤日本酒のおすすめ料理術【冷凍食品+日本酒】

冷凍シューマイや冷凍ハンバーグなど、お弁当にもよく使う冷凍食品をレンジで解凍する前に大さじ1杯ほどの日本酒をふりかけておくと、蒸発する際に臭い成分も取り除いてくれるため、より美味しくなるのでおすすめ。

⑥日本酒のおすすめ料理術【魚介類+日本酒】

魚介類にはトリメチルアミンと呼ばれるニオイ成分が含まれておりこれが特有の生臭さを発するのですが、日本酒に含まれる同じく揮発性のカルボニル化合物はこのトリメチルアミンと化学反応を起こし臭みのない物質へと変化させます。

アルコールによる殺菌効果もありますから、お刺身として食べる場合に少し日本酒をふりかけておくと尚安心ですね。

また日本種の種類によっては芳醇な香りやネッツのような香ばしい香りなどもプラスされ、食材を更に美味しく彩ってくれるのでおすすめ。

特におすすめの料理術として貝類に含まれるグリコーゲンと相性が良く、素材の味が引き出されることから、酒蒸しをはじめとしてあらゆる食べ方に日本酒を加えてみると良いでしょう。

また魚介類を焼く際にも日本酒を使うと香ばしく美しい焼き色に仕上がります。

これは日本酒に含まれている糖分やアミノ酸によるもので、高熱を加えるとカラメルとなって美味しそうな焼き色を付けてくれるのです。

魚の表面に塩を振り、上から日本酒を薄く塗って焼くだけでも美味しく焼きあがりますが、日本酒に塩を入れた酒塩を作って魚を付け込んでから焼くと、身の保水性が高まり中はしっとりと柔らかく、表面はパリッとキレイな焼き色となって更に美味しくいただくことができます。

日本酒はおすすめの万能調味料

飲んで美味しいだけでなく料理に使えば素材の味を引き出したり臭みを消したりと万能の働きをする日本酒。

アルコールの苦手な人でも調味料として活用できますから、ご紹介したおすすめの料理術を是非試してみてくださいね。