- 張り替えやすい襖の種類が分かる
- 襖を張り替えるポイントが分かる
- 自分で襖を張り替える手順が分かる
和室内を仕切る可動性の高い扉といえば、襖。和紙で扉を作るなんて、日本ならではの伝統技術ですよね。
とはいえ、襖の素材は紙ですから、何年、何十年と使用していると汚れや黄ばみ、破れなどでどうしても劣化してしまいます。そんな時、紙を張り替えることで簡単に和室の襖をリフォームできてしまうのも良いところ。
そこでここでは、襖の種類とDIYでリフォームできる襖を簡単に張り替える方法をご紹介します。
DIYで襖の張り替えに挑戦してみたい読者様の参考になれば幸いです。
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張り替えしやすい襖の種類
和室に必ずと言っていいほど付随してある物が襖。
その襖も意外とあまり知られていないのですが、実は一言で言っても、襖の造りはいくつかの種類に分けられます。
襖の種類によっては張り替えが難しい場合もあるため、まずは和室にある張り替えたい襖の種類を見極めましょう。
①本襖
昔からある、伝統的な造りの襖です。
組子と呼ばれる格子状の木枠の上に下地材となる受け紙を張り、縁や引き手を取り付けてから襖紙を張り重ねて作ります。
職人による手作りとなるため量産が難しく、少々お値段が張ってしまう点がデメリットですが、襖紙と受け紙との間に空気層があるため保温性に優れていますし、何より表面のふすま紙が簡単に剥がせるため張り替えやすく、しかも組子さえキレイであれば何度でもリフォームやDIYで張替えることができます。
こういったメリットを考えれば、むしろコストパフォーマンスの良い襖とも言えますね。DIYでもキレイに張り替えられる襖とはこの本襖のことです。
②戸襖
戸襖も本襖と同様組子を土台にしますが、その上に受け紙を張るのではなくベニヤ板などの板材を張って下地材とし、その上から襖紙を張って仕上げます。
そのため本襖より丈夫でうっかり物をぶつけたりしても破れる心配がありません。しっかりとしていて重量もあるため、和室と洋室の間仕切りとして使用されることが多く、和室側には襖紙を、洋室側には壁紙を張ることでそれぞれのお部屋の雰囲気を演出します。
しかし本襖と違い枠組みを外すことができませんし、古い襖紙をキレイに剥がすのが難しいため、DIYでリフォームしたいならそのまま上から新しい壁紙を張替えた方が無難です。
ちなみに戸襖は軽く叩いてみるとコンコンと板を叩いた時の音がするので、それで見分けることができます。
ただ、この戸襖はDIYの張り替えに適しているとは言えません。
③量産襖
同じく組子をベースにして作りますが、下地材として段ボールや発泡スチロールを使っている襖です。
そのため軽く大量生産しやすいため安価に購入できるのがメリットです。しかし本襖や戸襖と比べて耐久性に劣り、戸襖以上に張り替えが難しいのがデメリットです。
量産襖をリフォームするなら、張替えるのではなく上から重ね張りすることをお勧めします。
が、失敗すると襖自体が反ってしまうため丁寧な作業が求められます。量産襖も戸襖と同様枠を外せませんが、加えて取っ手部分が釘ではなくボンドで接合されているのが特徴で、重量に加えこの部分で戸襖との違いを見極めることができます。
この量産襖もDIYで襖を張り替えるには難易度が高いです。
自分で本襖を張り替える方法
ご紹介した通り、襖の中で「重ね張り」ではなく「張り替え」しやすい唯一の物が本襖です。
張り替えに必要な道具は、バール、金づち、刷毛、定規、カッターナイフ、ハサミ、釘、新聞紙。
襖紙はのりなしのものとのり付きのものとがありますが、ここではより作業が簡単なのり付きのもの使う張り替え方法をご紹介します。
①引手・枠を外す
最初にバールを使って引手を外します。
バールで引手を引っ張って少し浮き上がらせてから元に戻すと釘が浮き上がってくるはず。これを抜くとあとは簡単に外れます。
次いで同じようにバールで枠を外しますが、まず上下の枠を外してみて左右に釘が見えなければ、金づちで外せるタイプです。その場合には金づちでたたいて外しましょう。
②襖紙を用意する
襖は両面同時に張り替えると歪みがなくキレイに貼れるため、襖1枚に対して2枚分の襖紙を用意しましょう。
襖紙を広げ、その上に外した襖を置いて周囲1㎝ほど大きめにカットします。切り取ったふすま紙の下に新聞紙を敷き、のりの付いた接着面に刷毛で水を塗っていきます。
紙全体をしっかり濡らしてください。
③襖紙を貼る
襖紙は、襖の上部から始めて下部に向け、両サイドを引っ張るようにしながら左右を張り替えていきます。
全体に貼れたなら、四隅にはみ出た部分をハサミで切ります。
襖の裏面も同じ要領で張りましょう。
④枠と引手を取り付ける
紙が乾くのを待ってから、枠を付けなおします。
順番は外した時の逆、つまり左右を取り付けてから上下を付けなおしましょう。
最後に引手を付けますが、この時引手を付けるところにカッターで「*」の切込みを入れておきます。引手をはめ込んで、釘で固定しなおせば張替え完了です。
自分で襖を張り替える方法:まとめ
以下、ステップ形式で自分で襖を張り替える方法をまとめました。
DIYで襖の張り替えに挑戦してみようとお考えの読者様は是非、ご参考ください。
襖を張り替えしやすいのが本襖の為、まずは襖の種類をご確認ください。
必要な道具
・バール
・金づち
・刷毛
・定規
・カッターナイフ
・ハサミ
・釘
・新聞紙
・襖紙(のりつき)
始めにバールを使って引手を外す。
※枠を外す際、上下を外して左右に釘がなければ金づちで外せる仕様※
襖は両面同時に張り替えた方が綺麗に張れる為、1枚に対して2枚分の襖紙を用意する。
襖紙を広げ、その上に襖を置いて1cm大きめにカット。
切り取った襖紙の下に新聞紙を敷き、のりの付いた面に刷毛で水を塗る。
紙全体をしっかり濡らす。
襖上部から下部にむけて両サイドを引っ張るように左右を張り付ける。
全体に張れたら、四隅のはみ出た襖紙をハサミで切り整える。
裏面も同じ容量で貼る。
紙が乾いたら、枠をつける。
外した順番と逆の通りで付け直す。
※左右をつけてから上下をつける※
引手を付ける際、襖紙に「✳︎」の切り込みを入れることでスムーズに直せる。その後、釘で固定して完成。
0円で和室をリフォームする方法
襖の張り替えをおこうには多少手間がかかりますが、コツをつかめばそれほど難しくはありません。
ただ最初はやはり紙がよれてしまったり、釘を使った引手や枠の付けなおしには苦労させられるかもしれません。
・どうしても襖の張り替えを失敗したくない
・和室をDIYでリフォームするにはハードルが高い
・素人が張り替えると襖がよれて変になりそう
というときは、やはり和室のリフォームや襖の張り替えは専門業者にお願いした方が賢明かもしれません。
また自然災害などで建物に被害が及んだ場合、期間を3年前まで遡り火災保険を申請することができます。詳しくは火災保険申請サポートは違法?|その手数料や保険金がもらえるまでの流れを徹底解説!にて解説しております。
実際、建物の外見目に見えない被害、隠れた被害で数十万、数百万円の給付金が下りた事例もございますので、保険を活用すれば、自己負担なく治すことも可能です。
火災保険の給付金には制約もないため、襖の張替えも含めて和室全体のリフォーム資金にも活用ができます。
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